ペルーでM8.0の地震が発生し、死傷者多数
【2007年8月17日】
8月15日23時40分(UTC)、ペルー沿岸部でマグニチュード(M)8.0の大規模な地震が発生した(アメリカ地質調査所(USGS)の発表)。18日BBCの報道によれば死者は少なくとも500人に達した。また、この地震により少なくとも1,500人の負傷者が出ており、ペルー政府が非常事態宣言を行ったことなどが、地震への緊急援助を発表した国連人道問題調整事務所(OCHA)と国連開発計画(UNDP)により明らかになった。
震源はペルーのリマより南南東約150km付近(南緯13.353度、西経76.510度)、震源の深さは39kmで、8月17日8時(UTC)までに周辺海域にてM6.0以上の余震が米国地質調査所により観測されている。
また、気象庁地震火山部の発表によると南米にある周辺の観測点やその他太平洋沿岸で津波が観測されており、ハワイのヒロで25cm、サンタクルス(エクアドル)で40cmなどであった。また、この地震を受けて日本沿岸に津波注意報が出されていたが17日13時(日本標準時)に解除された。
出典
編集- "Calm urged for Peru quake victims"。BBC News、2007年8月18日。
- 『Magnitude 8.0 - NEAR THE COAST OF CENTRAL PERU : Earthquake Details』 — アメリカ地質調査所, 2007年8月15日(UTC)
- 『Earthquake List for Map 10/285 -15』 — アメリカ地質調査所, 2007年8月17日(UTC)
- 『津波予報:平成19年8月17日13時00分』 — 気象庁, 2007年8月17日
- 『地震情報(遠地地震に関する情報)』 — 気象庁, 2007年8月17日