プロ野球・広島カープのブラウン監督が今季限りで退任 後任を野村氏に要請

【2009年10月4日】

毎日新聞と時事通信、47NEWSによると、プロ野球広島カープは10月4日(UTC+9)、ブラウン監督(46歳)が2009年度限りで契約を更新しないことを発表した。これは、ブラウン監督と広島球団が2008年度のシーズンオフに「(2009年度に)3位以内に入れば自動的に契約を更新する」とした1年契約を結んでいたが、同日に行われた横浜ベイスターズとの対戦に敗れた広島が4位以下になることが決まったためで、契約更新の有無についての選択権を持っていた広島球団もブラウン監督との再契約の意思がないとして事実上の退任が決定した。

毎日新聞と時事通信によると、ブラウン監督は広島球団2人目の外国人監督として2006年から就任。最初2年間は連続して5位に終わり、3年契約の最後だった2008年は若手の起用が当たりクライマックスシリーズ出場を中日ドラゴンズと争うところまで追い上げたが4位でシーズンを終えた。2009年度も阪神タイガースヤクルトスワローズとクライマックスシリーズ出場を争ったが、シーズン負け越しがすでに確定し、10月4日の試合の敗戦を持って12年度連続の4位以下(Bクラス)になることも決定した。

47NEWSによると、広島球団は2009年度の監督について、同チームOBで野球解説者・野村謙二郎氏(43歳)に就任要請を行う予定で、実現すれば現在の12チームで最年少監督になるという。野村氏は1989年にドラフト1位で駒澤大学から広島入り。1991年のリーグ優勝に貢献するなど、俊足巧打の内野手として知られ、2000本安打を決めた2005年に現役を引退するまで17年間広島一筋でプレーし続けた。

情報源

編集