プロ野球・千葉ロッテ31年ぶりの日本一決める
【2005年10月26日】
日本プロ野球の2005年度の日本チャンピオンを決める日本シリーズ(7戦4勝制)、千葉ロッテマリーンズ対阪神タイガースの第4戦は10月26日、甲子園球場で開かれ、千葉ロッテが接戦の末3-2で制し4連勝を決め、31年ぶり、前身の毎日時代を入れると通算3回目となる日本一の座を獲得した。10月26日のスポーツニッポンを始めとした報道機関各社が伝えた。
試合は2回、イ・スンヨプ選手の2ランホームランで先制し、4回にもやはりイ選手がタイムリー2塁打を放ち3点をリードする。阪神は6回に今岡、桧山の両選手が連続してタイムリー安打を放って3-2で追い上げるも、千葉ロッテの選手の継投で阪神打線の逆転を許さず、3-2のスコアで千葉ロッテが4連勝を飾り優勝を決めた。
中国新聞によると、最高殊勲賞は今シリーズの第1・2戦で8打席(8打数)連続ヒットの大会新記録を達成した千葉ロッテ・今江敏晃が選ばれた。
日本シリーズはこれでパ・リーグのチームが3連覇で、かつ、2004年度の西武に続き、レギュラーシーズンで第2位に入ったチームがリーグ戦、日本シリーズの2冠を獲得したことになる。また、日本シリーズの4勝無敗はウィキペディア日本語版によると、今回を含めて7回(1957年・西鉄、1959年・南海、1960年・大洋、1975年・阪急、1990年・西武、2002年・巨人)で、そのうち、1957年の西鉄と1975年の阪急(この2チームは引き分けを間に挟んでの4勝無敗)以外は4戦4連勝の完全優勝であるので、千葉ロッテは5チーム目の完全優勝となった。また、中国新聞によると、1度も相手(今回は阪神)にリードを許さずに優勝したのは史上初めてである。
なお読売新聞によると、日本シリーズの運営委員会は、千葉ロッテの優勝により開催中止となった10月27日の第5戦~10月30日の第7戦の入場チケットについては、10月27日から1週間以内でチケットを購入した店舗のみで払い戻しを受けると発表している。
出典
編集- スポニチアネックス 『ロッテ31年ぶり日本一』 — スポーツニッポン, 2005年10月26日
- スポニチアネックス 『プロ野球試合結果(スコアテーブル)』 — スポーツニッポン, 2005年10月26日
- 中国新聞ニュース 『ロッテ31年ぶり日本一 プロ野球日本シリーズ』 — 中国新聞, 2005年10月26日
- ヨミウリオンライン 『シリーズ第5戦以降の入場券は購入店舗で払い戻し』 — 読売新聞, 2005年10月26日