プラティニ氏 スイスの司法当局は容疑者の可能性も含めた「参考人」と位置付け
【2015年9月30日】
欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ会長は9月29日に、2016年2月に行われるFIFA(国際サッカー連盟)会長選に向けて、「(FIFAの)組織改革のため」に立候補する意向を改めて示した。その上で、このたび明らかになったブラッター会長から不当に金銭を受け取った疑惑について「当時FIFAに支払い能力がなかったため、一部報酬しか受け取っていなかった」とした上で「私の潔白に疑いはなく、何も悪いことはしていない」と、話している。
しかし、スイス検察当局ではプラティニ氏について、容疑者の可能性もある「参考人」と見ていることを明らかにした。これはスイスのミハエル・ラウバー検事総長が9月29日に、スイス・チューリヒで記者団に話したもので、「参考人としての聴取ではない。参考人と容疑者の中間にいる人物として取り調べた」とプラティニ氏を容疑者の可能性もある「参考人」と位置付けていて、今後はスイスの西部・ニヨンにあるUEFA本部を家宅捜索する可能性を明らかにした。
情報源
編集- パリAFP=時事 『プラティニ氏、出馬変わらず=「潔白疑いない」-FIFA会長選』 — 時事通信社, 2015年9月30日
- チューリヒ 29日 ロイター 『サッカー=プラティニ氏、FIFAからの送金は「報酬」』 — ロイター通信, 2015年9月30日
- ローマ福島良典 『スイス検事総長:参考人と容疑者の中間…プラティニ氏聴取』 — 毎日新聞社, 2015年9月30日