フルキャスト、宮城球場の命名権返上
【2007年9月1日】 デイリースポーツによると、プロ野球・東北楽天イーグルスのフランチャイズであるフルキャスト宮城球場の命名権を持っていた人材派遣会社のフルキャスト社が事業停止命令を受けたことを受けて、命名権契約の解除を宮城県に申し出ていたことが判った。
日本経済新聞によると、フルキャスト社は派遣社員に違法労働をさせたとして厚生労働省から業務停止命令を受けており、2008年3月18日に切れる命名権の契約更新が争点となっていたが、8月31日までにフルキャスト社が自主的に契約解除を申し出た。これを受けて宮城県は県教育委員会で契約解除などの影響などについて審議したが結論に至らなかった。しかし日経とデイリースポーツによると、球場周辺の道路看板や標識の書き換えなどの工事で発生する費用を負担することもあると報告され、フルキャスト社は前向きに検討したいことを明らかにしている。
またデイリーによると「契約解除はファンの混乱を防止するためにプロ野球リーグ終了後に行いたい」としている。
出典
編集- NIKKEI NET 『フルキャスト、球場の命名権返上へ・宮城県に申し入れ』 — 日本経済新聞, 2007年8月31日
- デイリースポーツonline 『楽天本拠地 フルキャストが命名権辞退』 — デイリースポーツ, 2007年8月31日