フランス人科学者、珊瑚海で「生きた化石」発見

【2006年5月26日】

NASAによるチェスターフィールド諸島付近の衛星写真(資料)

フランスパリ国立自然史博物館 (MNHN) 及び同国の開発研究所 (IRD) は18日、両機関の科学者らが2005年10月にオーストラリアの東、仏領ニューカレドニア・本島の北西約550キロに位置するチェスターフィールド諸島南緯19.5度東経158.7度)付近の珊瑚海で行った海洋調査の際に捕獲した生物の中から、新種の甲殻類を発見し、「ネオグリフェア・ネオカレドニカ(Neoglyphea neocaledonica)」と名付けたと発表した。

AP通信が伝えるところによると、同種は6,000万年前に絶滅したと考えられており、AP通信や発見した両機関は「生きた化石の発見」と伝えている。ネオグリフェア属の生物では、1908年にも「ネオグリフェア・イノピナータ(Neoglyphea inopinata)」が見つかり、1975年に新種と確認されて以来。

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