フランスで消防飛行機が墜落 消防隊員2人が死亡

【2005年8月21日】

事件が起こったアルデシュ県の位置

ロイター通信他によると、現時時間で20日(欧州中央夏時間、UTC+2)、フランス南部のアルデシュ県で、散水消火活動中の飛行機が森に墜落し、搭乗していた2人の消防士が死亡した。2人は、20日午前から起こった山火事を消火活動中だった。

死亡した二人は消防隊の飛行訓練生アルベール・プーズレ(43)さんと飛行指導員レジ・ユイエ(45)さん。墜落直後に死亡したと推定される。消防当局のスポークスマンはどちらが操縦していたかは不明であると語った。

ジャック・シラク仏大統領は2人の家族に対し、お悔やみを述べ、また2人の消防任務における勇敢さを称える談話を発表した。またニコラ・サルコジ内相も追悼の意をを述べた。

事故機は旧グラマン社(現ノースロップ・グラマン)製造のレシプロ双発機トラッカー。フランス国内では同型機が7月19日にもヴァール県で事故を起こした。このときのパイロットは無事に脱出した。また8月1日にもオート・コルス県コルシカ島)で消火活動中の飛行機が墜落し、乗員2名が死亡している。この2つの事故の原因は現在捜査中である。

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