フィールドアスレチックのロープが外れ転落、男性が重傷 - 神奈川・相模原
【2010年9月21日】
9月20日午前10時20分頃(UTC+9)、神奈川県相模原市南区麻溝台にある市立相模原麻溝公園内のフィールドアスレチックで、板壁をロープで登る遊具を使用していた大和市在住の会社員男性(40)が、遊具に固定されていたロープが外れたために約3m下の地面に落下した[1][2]。男性は両手首と腰の骨を折り、全治3ヶ月の重傷[1]。
同公園を管理する「市みどりの協会」によると、事故のあった遊具は「山のぼり」と呼ばれ[1]、足がかりのついた高さ3mのほぼ垂直の板壁の頂点に直径約20cmの丸太を固定し、この丸太に結んだ長さ約2mのロープ4本を吊り下げ[2]、ロープを利用して板壁を上り下りして楽しむ遊具だという[1]。
被害者男性は8歳の娘とともに同公園へ来ており、先に板壁へ登った娘が怯えて助けを求めたために男性も板壁へ登って娘が下りるのを助けた後、自分も下りようとした際にロープが外れたという[2]。
同協会の調べによると、ロープは鉄製の鎹3個で丸太に固定されていたが、事故後に確認したところ、3個全てが外れていたという[1]。また同協会は、ロープの結び方が誤っていたことが外れた原因と見ているという[2]。同協会では毎日遊具を見回り[1][2]、月一回の定期点検、年一回の業者による総点検を行っていたが、異常には気づかなかったという[2]。
事故を受け、同協会は20日午後1時からフィールドアスレチックを閉鎖して他の遊具も含めて点検を行った。21日以降、遊具を設置した業者による点検を行い、安全が確認されるまでアスレチックの閉鎖を続けるという[1]。また、公園から連絡を受けた相模原南署では、業務上過失傷害の疑いもあるとして調査する方針[2]。
情報源
編集本ニュースは「神奈川新聞」および「読売新聞」の以下の報道を情報源としている。