ビオフェルミン、大正製薬がTOBで子会社化へ

【2008年2月14日】

読売新聞によると医薬品メーカー大手・大正製薬は胃腸薬のメーカー・ビオフェルミン製薬に対し、株式公開買い付け (TOB) を実施して、子会社化する方針を明らかにした。公開買い付けの期間は2月13日から3月11日。

朝日新聞によると大正製薬はビオフェルミン製薬の発行済み株式の40.19 - 62%を、1株辺り3,620円、総額約270億円での買い付けで子会社化を目指すという。

朝日新聞によると、ビオフェルミン製薬の経営陣・大株主側がこの大正製薬のTOBに賛同しており、整腸剤部門がない大正製薬は品揃えで大衆薬品の更なる充実を図ることを目的としている。またビオフェルミン製薬も整腸剤の商品開発や原材料の購買による相乗効果が見込めるとしている。しかし、現筆頭株主の投資ファンド会社に次ぐ大株主・武田薬品はこのTOBに応じるかは慎重に検討しているという。なお大正製薬の子会社化後もビオフェルミン製薬の株式の上場は維持する方針であるとしている。

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