パリ南部のアパートで火災、14人の子供含む17人が死亡

【2005年8月27日】

8月26日未明(欧州夏時間、UTC+2。日本時間8月26日午前)、フランスの首都パリ市南部の8階建てアパートで火災が発生し、子供14人を含む17人が死亡した。複数のメディアが報じた。

フランス公共ラジオやBBCによると、火災は現地時間の午前0時17分に発生した。総勢210名の消防隊員が動員され、現地時間午前2時半にようやく鎮火した。最初の消防団が9分後に到着したものの、消火に90分を要した、とするジャック・ドーヴェルニュ消防隊長の発言をガーディアン紙が伝えている。

多くの住民が眠っていたため、避難が遅れたという見方も報道されている。現場のアパートには、セネガルやマリ出身のアフリカ系の移民が多く居住していおり、死者にもアフリカ系住民が多く含まれている。火災により建物は全焼し、周辺の6つの建物にも火災が広がった。

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