バージニアの銃乱射容疑者がテレビ局にビデオ送付

【2007年4月19日】

ウェスト・アンブラー・ジョンストン・ホールとノリス・ホールの位置を示す航空写真 (資料、PD)

アメリカ合衆国バージニア工科大学で16日(UTC-4) に起きた銃乱射事件で自殺した容疑者が事件当日、アメリカのテレビ局NBCにビデオや写真の入った小包を送付していたことがわかった。読売新聞などが伝えた。

読売新聞によると、NBCに届いたのは28のビデオクリップ、43枚の写真と、約1800語からなる文書。小包はウェスト・アンブラー・ジョンストン・ホールでの事件と、工学部の教室棟ノリス・ホールでの事件の合間、16日午前9時1分に投函されていた。NBCに届いたのは事件後の18日だった。

ビデオの中で容疑者は「おまえたちが私を追い込んだ」などと語っているほか、富裕層をののしる場面もあった。実際に録画された時期は不明。写真には、ナイフや銃を手にした姿が写されていた。また、時事通信によると文書の中で1999年のコロンバイン高校銃乱射事件に言及し、2名の少年犯を「殉教者」と呼んだ。

NBCはこれらの物品を直ちに連邦捜査局 (FBI) に提出した。


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