バスケットボール・福岡レッドファルコンズ脱退へ

【2006年1月20日】 読売新聞によると、日本バスケットボールリーグ機構 (JBL) のスーパーリーグの2005-06年度シーズンから参入していた福岡レッドファルコンズは1月19日、同日限りでリーグ戦から撤退し、今季の残り14試合のリーグ戦も出場しないことを発表した。

同チームは参入初年度の2005-06年度シーズンは開幕戦から白星がなく14連敗中で、2005年末に運営会社に8,000万円程度の負債があったことがわかり、チーム存続のために旧運営会社を一度清算し、船田幸夫社長代行が1月10日に新運営会社「福岡にレッドファルコンズを残したい」の設立を目指す方向だったが、現状では設立には至らず、また選手との契約更新も出来ない状況が続いていた。また、日本リーグ機構に対して当面の遠征費等の必要経費の資金援助を求めていたが、それも断られていた。

また、チームは1月17日に「新会社の運営・設立をスムーズに進めるため」という理由で、原田茂監督の解任も決定し、次期監督の人選も行っていたが、それも未定の状況が続いていた。原田氏はリーグ戦の開幕前に退任した前監督の後任として大阪府バスケットボール協会の会長から就任したばかりだった。

チームは1月21日と22日に神奈川県でリーグ戦を戦う予定のため1月19日に練習を予定していたが、それも取り止めとなった。

今後に関しては、船田社長代行から要請を受けて、インボイス社の木村育生社長が支援した上で、リーグ運営会社の会長を務める、日本でもう一つの社会人バスケットボールリーグである日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)への加盟も視野に入れているという。朝日新聞によれば、船田社長代行は20日、福岡市内で、「23日に上京して、bjリーグへ参入届を出す」と選手たちに説明した。

読売によれば、レッドファルコンズが試合を予定していた残り14試合の開催会場に関しては、1日2試合(変則ダブルヘッダー)の開催が予定された会場は福岡戦以外の1試合のみを、また福岡戦の1試合のみが行われる予定だった会場に関しては下部団体の日本リーグの試合などを代替試合として開催する方針である。

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