ハリケーン・エプシロンが、大西洋中央付近で発生

【2005年12月3日】

アメリカ合衆国ハリケーンセンターによると、2日午前11時(大西洋標準時、UTC-4、日本時間3日午前0時)、熱帯性暴風(トロピカルストーム)エプシロン(Epsilon)が、大西洋中心付近でハリケーンに成長した。ロイターによれば、今シーズン同地域で14番目のハリケーンであり、同地域でひとシーズンに発生したハリケーンの数の記録を更新した。過去の最多は、1969年の12個である。

このエプシロンは、11月29日午前11時(日本時間30日午前0時)、大西洋の中心付近で熱帯低気圧が発達して熱帯性暴風となったものである。この時、エプシロンと名付けられた。これは、今シーズン北大西洋、カリブ海地域で名前の付けられた26番目の暴風で、この数も新記録だった。

12月2日午前11時現在、北緯33.7度西経48.2度の、アゾレス諸島の西約1,965kmにあって、およそ時速22kmで北東に進んでいる。風速はおよそ33mで、中心付近の気圧は987ヘクトパスカル。

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