ノーベル医学・生理学賞、ウィルス発見の独仏3氏に
【2008年10月7日】
カロリンスカ研究所は6日、2008年のノーベル生理学・医学賞をハラルト・ツアハウゼン氏、フランソワーズ・バレシヌーシ氏とリュック・モンタニエ氏の3名に贈ることを決定した。ノーベル財団の公式ウェブサイトが同日に掲載した。
それによると、ツアハウゼン氏は「子宮頸がんを引き起こすヒト乳頭腫ウイルスの発見」、またバレシヌシ氏とモンタニエ氏は「ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の発見」を受賞理由としている。また、同財団によると受賞には1000万スウェーデン・クローナの賞金があり、ツアハウゼン氏に半分、バレシヌーシ氏とモンタニエ氏にはそれぞれ4分の1が与えられる。
- ドイツのハウゼン氏は1936年生まれ。「ドイツがん研究センター」(German Cancer Research Centre)の研究者。
- フランスのバレシヌーシ氏は1947年生まれ。フランスの「パスツール研究所」(Institut Pasteur)の研究者。
- フランスのモンタニエ氏は1932年生まれ。フランスの「エイズ研究予防世界財団」(World Foundation for AIDS Research and Prevention)の研究者。
出典
編集- 『The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2008』 — ノーベル財団, 2008年10月6日(現地) - カロリンスカ研究所の発表。
- 『The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2008』 — ノーベル財団, 2008年10月6日(現地) - 各受賞者の情報(賞金分配についても)。
- 『The Nobel Prize Amounts』 — ノーベル財団, 2008年10月6日(現地) - 賞金の情報。
外部リンク
編集- ノーベル財団
- Harald zur Hausen,Françoise Barré-Sinoussi,Luc Montagnier - 受賞発表後の各氏コメント。2008年10月。インタビュア:Adam Smith。