ニュージーランド総選挙、2大党伯仲

【2005年9月18日】

ニュージーランドの総選挙が17日行われ、即日開票分の集計が終わった。朝日新聞などによると、与党労働党の予想議席数が50、最大与党国民党が49とほぼ並んだ。いずれも過半数を獲得できず、今後連立が図られる見込み。

ニュージーランド司法省と中央選挙管理委員会は、18日ニュージーランド時間(UTC+12)午前0時5分(日本時間17日午後9時5分)、即日開票の最終集計と、各党の予想配分議席数を発表した。内訳は、次の通り。労働党 50、国民党 49、ニュージーランド・ファースト党 7、緑の党 6、マオリ党 4、統一未来党 3、ACT党 2、革新党 2。

今後、在外票などの特別投票分といわれる票によって、確定議席数は変化する可能性もある。特別投票は投票総数の1割ほどで、9月中には結果が判明する。

党首の選挙区での苦戦と世論調査の支持率低下で議席確保が危ぶまれたニュージーランド・ファースト党は、選挙区では勝利を確実にできなかったものの、開票分総得票の5.8%を得て、議席を守った。タウランガ選挙区(開票済投票数:3万3,062、特別投票3,456)に立候補したピータース党首は1万3,131票を得たが、国民党のクラークソン候補が僅かにまさる1万3,699票を得て、接戦となっている。

ウィキペディア日本語版によると、ニュージーランドの国会は一院制で定数120。前回2002年の選挙では、労働党 52、 国民党 27、ニュージーランド・ファースト党 13、 ACT党 9、 緑の党 9、 統一未来党 8、その他 2であった。

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