ナイジェリア・ベルビュー航空機、生存は全員絶望か

【2005年10月23日】

ナイジェリアの地図

報道期間各社は、日本時間の23日夜、ナイジェリアからの報道として、22日墜落した同国ベルビュー航空の事故で、生存者はいない模様であると伝えた。ブルームバーグやVOAなどが伝えた。

墜落したのはナイジェリアの民間航空、ベルビュー航空の国内便、ボーイング737-200機。航空会社およびオヨ州報道官によれば、乗員6人、乗客111人をあわせ117人が搭乗していた。現地時間(UTC+1)22日午後8時45分(日本時間23日未明)同国ラゴスを発ち、首都アブジャに向かう便だったが、離陸直後、ラゴスから24キロメートル南でレーダーから消え、行方不明となった。ドイツのニュースサイト「ネットツァイトゥング」他は、墜落した機体はラゴスから200ないし300キロメートル北のオヨ近くで発見されたと伝えている。

墜落の原因は不明。AP通信によれば、墜落時、現場は雷雨が降る悪天候だった。またロイター通信によれば、事故機は製造から少なくとも20年が経過しており、複数の航空専門家が機体の老朽化が事故原因であった可能性を指摘している。

一時、搭乗者のほぼ半数が生存しているという情報が流れたが、ナイジェリア大統領府、オヨ州報道官、ナイジェリア赤十字社は生存者はいない模様であるとして否定した。AP通信によれば、オヨ州報道官は、未確認の情報により報道が混乱していることについて、不満を表明した。

ロイター通信は複数のナイジェリア政府高官が乗客に含まれていると伝えている。また米陸軍将校1人、ドイツ人2人、イギリス人1人が搭乗していた可能性を伝えている。ロイターはまた、西アフリカ経済共同体のメンバー1人、ナイジェリア大統領補佐官1人が搭乗していたとも伝えている。

VOAなどによると、ベルビュー航空は、安全性に定評があり、西アフリカ一帯でよく利用されている。フランスやベルギーなどでは、アフリカのいくつかの航空会社を安全性基準を満たしていないとの理由から自国領空での飛行を禁止しているが、ベルビュー航空はこうした基準に適合しており、飛行禁止措置の対象になってはいなかった。

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