トルコのリゾート地でバス爆発、死者5人
【2005年7月17日】
トルコ西部のエーゲ海沿岸の観光地クシャダスで16日、市街地から海水浴場へ向かっていたバスが爆破された。クシャダスはイズミルから約70Km南に位置する。 当初クルド人活動家による自爆テロという情報もあったが、治安当局者は、バス車内に仕掛けられた爆弾が原因だったと語った。
死者は英国人1人、アイルランド人1人とトルコ人2人を含む5人、負傷者は英国人5人を含む13人。被害者は最初、国立クシャダス病院に搬送された。病院の医師が地元の民間放送局NTVに語ったところによれば、外国人観光客5人は重傷を負い、治療のためイズミルへ搬送された。なお、このコメントは医師が個人同定できないようにした状態でなされた。
事件後、クルディスタン自由の鷹機構(Kurdistan Freedom Falcons Organization)を名乗る団体から犯行声明があった。犯行声明は、今後も引き続き観光地での攻撃を続けるとしている。
トルコでは、今月、エーゲ海沿岸の町ケスメでも、ジュースの缶に隠された爆弾で、外国人観光客3人を含む21人が負傷する事件が起きている。
出典
- 『トルコでバス爆発5人死亡 女が自爆テロと報道』 — 共同通信, 2005年7月17日
- 「トルコ西部のリゾート地でバス爆破、5人死亡」。『読売新聞』、2005年7月17日。