デンソーの次期社長に加藤宣明氏が内定
【2008年4月18日】
トヨタグループの自動車部品メーカーである株式会社デンソーは4月17日、次期社長に加藤宣明専務 (59) を昇格させる内定を同社ウェブサイトにて発表した。正式決定は2008年6月下旬に開催する定時株主総会後の取締役会で行うとしている。なお、現社長の深谷紘一氏は副会長に就任。[1]
デンソーでの事務系社長は5年ぶりであると読売新聞は伝え[2]、毎日新聞は加藤氏がデンソー生え抜きで主力事業のカーエアコン部門出身であることを伝えた[3]。デンソーはトヨタグループの中では例外的にデンソー生え抜きが歴代社長に就いており、今回の人事もそれを踏襲している[4]。
読売新聞によると、加藤氏は、日米市場の景気や円高など楽観を許さない状況下での就任について「逆に経営体質を改善するチャンスでもある」との考えを表明している[2]。
今回の人事は、加藤氏の経営管理能力が評価されたと読売新聞は報じた。それによると、同氏はデンソーの専務として経営計画立案の中心人物を務めている。また、デンソー・ヨーロッパの社長として2006年3月期には営業利益を6期ぶりに黒字化させた実績をもつ。[2]
同社発表の経歴では、加藤氏は1971年に慶應義塾大学を卒業後、日本電装 (現在のデンソー) 入社。1996年に冷暖房企画部長、1999年には総合企画部長と企画畑を歩む。その後、取締役やデンソー・ヨーロッパの社長を経た後に2007年6月からデンソーの専務に就任している。[1]
出典
編集- ↑ 1.0 1.1 『役員人事について』 — デンソー, 08年04月17日 (UTC+9)
- ↑ 2.0 2.1 2.2 『デンソー社長に加藤氏 「世界見据え 改革」 会見で抱負 : 中部経済 : 中部発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)』 — 読売新聞, 2008年4月18日 (UTC+9)
- ↑ 『デンソー:次期社長に加藤専務昇格へ - 毎日jp(毎日新聞)』 — 毎日新聞, 2008年4月17日10時49分 (最終更新4月17日17時41分) (UTC+9)
- ↑ 毎日新聞 中部朝刊 『デンソー:「グローバル体制を強化」--成長持続へ、加藤新社長 - 毎日jp(毎日新聞)』 — 毎日新聞, 2008年4月18日 (UTC+9)