テヘランでイラン軍機がアパートに墜落
【2005年12月7日】
朝日新聞によると、6日午後2時15分(UTC+3.30、日本時間午後7時45分)、イランの首都テヘランのメヘラバード空港近くの住宅地にイラン空軍の輸送機が墜落した。読売新聞は128人が死亡したと伝えている。
読売新聞によると、この輸送機は、軍人やイラン人記者94人の乗ったC130型輸送機。メヘラバード空港を離陸後、住宅密集地にある10階建ての軍官舎に接触し、駐車場に墜落して炎上した。またAP通信は輸送機の後部から発火し、急降下したとの目撃者の話を伝えた。イラン国営放送は、搭乗者全員と、官舎の住人34人の死亡を伝えた。また、90人が負傷した。
同機はイラン南部のバンダルアッバスに向かっていた。イラン国営放送によると、操縦士が、エンジントラブルと、メヘラバード空港への緊急着陸の要請を伝えていたという。
共同通信によると、同機は1979年のイラン革命前に購入したものと見られている。
出典
編集- 工藤武人 『イラン軍機墜落、住民巻き添え…128人死亡』 — 讀賣新聞社, 2005年12月7日
- 共同通信社 『エンジントラブルが原因か 機体老朽化、テヘラン』 — 河北新報社, 2005年12月7日
- 『イランで軍輸送機墜落 アパート炎上、約130人死亡か』 — 朝日新聞社, 2005年12月7日