スペイン・バレンシア市で脱線事故
【2006年7月4日】
日本経済新聞によると、スペインのバレンシア市の地下鉄の駅で3日、車両脱線し、死者30人を超す事故が起きた。AP通信は死者が少なくとも41人、負傷者が47人と伝えている。
事故は3日午後1時(UTC+2、日本時間午後8時)ごろ起きた。読売新聞、朝日新聞によれば、市中心部のヘスス駅近くのカーブに差しかかった4両編成の列車が脱線し、2両が横転、トンネルの内壁に激突した。理由はスピードの出し過ぎと伝えられる。
APによれば、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、インド訪問を短縮した。当地を訪問予定だったローマ教皇ベネディクト16世は、犠牲者のために祈りを捧げた。国王フアン・カルロス1世は悔やみの言葉を述べた。欧州議会は犠牲者のために1分間の黙祷を捧げた。
出典
編集- 奥村茂三郎 『スペイン地下鉄で脱線転覆事故、30人以上死亡か』 — 日本経済新聞, 2006年7月4日
- CIARAN GILES, Associated Press Writer "At least 41 killed in Spain train accident"。Herald News Daily、2006年7月4日。
- 『スペインの地下鉄脱線、死者41人・負傷47人に』 — 読売新聞, 2006年7月4日
- 『死者41人以上に スペイン脱線事故』 — 朝日新聞, 2006年7月4日