ステイヤーズステークスの2015年第49回はアルバートが勝利
【2015年12月9日】
2015年12月5日(土)に中山競馬場の第11競走で「第49回 スポーツニッポン賞 ステイヤーズステークス(GII)」が行われ、単勝1番人気となった牡4歳のアルバートが5馬身差で圧勝した[1]。本賞金は6000万円[1]。アルバートの戦績は16戦6勝、総獲得賞金1億2493万9000円となった[2]。騎手はライアン・ムーア、アルバートの管理調教師は堀宣行、馬主は林正道、生産者はノーザンファーム[2]。
ムーア騎手からは「すごい勝ち方だった。」と顔を紅潮させて嬉しさを満面に表し、続けて「調教でもそうだったが、この馬も競馬をすごく楽しんでいる」と勝利馬アルバートを称えた[3]。馬主の林氏からは「4走前にモレイラ騎手で勝ってから馬が変わった」と語り「なかなか芽が出なかったが、堀調教師が無理をせず力を蓄えて成長させてくれた。」と堀調教師への感謝を表した[3]。モレイラ騎手からは長距離を走らせる方が良いと提言があり、競走傾向を変えた結果500万から1000万に続いて準オープン、そして今回のステイヤーズステークスと4連勝を達成することが出来た[2]。
堀厩舎はこの日4戦4勝(中山3勝、中京1勝)で、通算400勝も達成している[2]。さらに堀厩舎の今年の年間重賞勝利数は8勝となり、自厩舎の過去最高を記録している[2]。林氏からは「しっかりと力を蓄えさせるから(古馬になってからも)活躍できる厩舎。私の持ち馬をもっと預けたいけど、なかなか馬房が空いていない」と堀調教師を評価する声が聞かれた[2]。
今回の「ステイヤーズステークス」では公開予想会のイベントが設けられ、岡村麻純が司会を務め梅崎晴光、小田哲也、鳥谷越明の3記者による予想が、約200人の競馬ファンに向けて公開された[4]。勝利したアルバートの関係者に向けて、スポーツニッポン新聞社の代表取締役社長である河野俊史氏からは表彰状が授与された[2]。アルバートの次走について林氏は、今月の27日に開催される「有馬記念」への出走はアルバートの故障が懸念されるとして来年2016年の「天皇賞・春」への出走を展望している[5]。
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ゴール板前CC BY-SA 4.0
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ゴール板前の1周目の状況CC BY-SA 4.0
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ゴール板前の2周目の状況CC BY-SA 4.0
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勝利馬アルバートが後続を突き放してゴールCC BY-SA 4.0
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優勝レイを着装した勝利馬アルバートCC BY-SA 4.0
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口取り式CC BY-SA 4.0
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表彰式CC BY-SA 4.0
情報源
- ↑ 1.0 1.1 『第49回 スポーツニッポン賞 ステイヤーズステークス』 — 日本中央競馬会,
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 『【ステイヤーズS】アルバート、驚異ぶっちぎり重賞初V』 — スポーツニッポン, 2015年12月6日
- ↑ 3.0 3.1 板津雄志 『【ステイヤーズS】強え~!アルバート5馬身差圧勝(2/2ページ)』 — サンケイスポーツ, 2015年12月6日
- ↑ 『【ステイヤーズS】スポニチ記者の熱血予想に200人』 — スポーツニッポン, 2015年12月6日
- ↑ 西山智昭 『【ステイヤーズS】アルバート、4連勝で重賞初V!ムーアもびっくり5馬身差』 — スポーツ報知, 2015年12月6日
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