スイスのレーティッシュ鉄道で脱線事故が発生

【2014年8月16日】

スイス南東部にあるグラウビュンデン州で8月13日(UTC+1)に列車の脱線事故が発生した[1][2]。脱線したのはレーティッシュ鉄道アルブラ線で、地滑りにより列車3両の脱線が発生した[1]。脱線車両のうち1両が谷側へ約10m転落した[1]

レーティッシュ鉄道や現地警察の発表によれば、今回事故にあった列車には乗客約140人が乗っており、うち日本人を含む11人の乗客が負傷したという。被害にあった11人の負傷程度は、5人が重傷を負い、6人が軽傷であるという[1]在スイス日本大使館が公表した情報によれば、事故列車へ乗っていた日本人は6人。うち脱線車両へ乗っていた5人が負傷したという。負傷程度は1人が重傷を負い、残る4人は軽傷であるという。なお在スイス日本大使館によれば、いずれの日本人乗客も命に別条はないとしている[2]

地滑りが発生した背景として現地警察の発表によると、7月の降雨量が例年よりも多い状態が続いており地盤が緩んでいたとの見解を示した[1]。Response.(レスポンス)による報道では、現地では現在に至るまで事故区間の復旧作業が進行中であり、復旧の目途は16日以降と見込んでいる[1]

情報源 編集

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 小佐野カゲトシ@RailPlanet 『スイス、レーティッシュ鉄道で列車脱線…地滑りに巻き込まれる』 — Response., 2014年8月15日
  2. 2.0 2.1 ジュネーブ:共同通信 『スイス列車事故、日本人5人けが 横浜市、オランダ在住の家族』 — 47NEWS, 2014年8月14日

外部リンク 編集