ジャンプスクエア創刊号、予想以上の売れ行きで売り切れ続出

【2007年11月26日】 毎日新聞によると2007年6月に廃刊になった集英社のマンガ雑誌、『月刊少年ジャンプ』の後継誌である『ジャンプスクエア』(初版50万部発行)が予想以上の売れ行きにより、書店では完売が続出しているという。同社は9日に、異例の10万部を増刷したことを明らかにした。

同社の新創刊雑誌(創刊号)の増刷は1975年の『月刊プレイボーイ』が2万2000部増刷して以来の32年ぶりで、マンガ誌では初めての快挙となった。書店では「予想以上の反応」と対応に追われている。

創刊号は『るろうに剣心』の和月伸宏さんによる新作『エンバーミング』、『べしゃり暮らし』の森田まさのりさん原作・『デスノート』の小畑健さん作画という豪華コンビの読み切り作品『HELLO BABY』など大物漫画家による作品が掲載。また、少女マンガのベストセラー『花より男子』の神尾葉子さんが青春コメディー『まつりスペシャル』で少年誌デビューを果たした。

その他にも、片山憲太郎さんのライトノベルをマンガ化した『』(山本ヤマト画)など人気小説、アニメ『ドラゴノーツ』、ゲーム『テイルズシリーズ』のマンガ版など多彩なメディアミックス作品が掲載される。また2号より小野不由美さんのベストセラーを原作とする『屍鬼』(藤崎竜画)が掲載される予定。

更には『クレイモア』(八木教広)や『ロザリオとバンパイア』(池田晃久)などの月刊少年ジャンプから引き継がれた人気連載もある。

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