ジダン選手の処罰決まる ワールドカップ決勝戦の頭突き事件
【2006年7月22日】 テレビユー福島、岩手日報、サンケイスポーツによると、ワールドカップ選手権ドイツ大会の決勝戦(現地7月9日)において、マルコマテラッツィー選手(イタリア)に対して頭突き行為を行ったとして退場になったフランスのジネディールジダン選手に対する国際サッカー連盟の審議が現地7月20日に行われた。
サンスポの報道によると、FIFAはジダン選手に対し対外試合の出場停止処分3試合と罰金7500スイスフランを、またマテラッツィー選手に対しては出場停止処分2試合と罰金5000スイスフランをそれぞれ課すと決めた。なおジダン選手は現役引退を表明しているので、出場停止に代えて社会奉仕活動3日間を義務付ける内容に変更されている。なおジダン選手に贈呈されたワールドカップの最優秀賞(MVP)は剥奪されない。
岩手日報によると、マテラッツィー選手はジダン選手に対する人種差別発言を行ったのではないかと憶測されているが、7月14日に行われたマテラッツィー、並びに7月20日に行われたジダンの両選手に対する事情聴取を行った際、それを否定している。
出典
編集- 共同通信(ローマ発) 『ジダンは社会奉仕と罰金 伊選手に差別発言なし』 — 岩手日報, 2006年7月21日
- 『ジダン選手ら罰金などの処分』 — テレビユー福島, 2006年7月21日
- チューリッヒ発の国際電話 『ジダンに社会奉仕3日間と罰金!FIFAが“ 頭突き事件”の裁定下す』 — サンケイスポーツ, 2006年7月21日