サッカー2部リーグ・東京ヴェルディ 通信会社・ネクシィーズが買収か?

【2010年3月20日】

東京ヴェルディが本拠地としている味の素東京スタジアム(GFDL)

サンケイスポーツによると、サッカーJリーグ2部(J2リーグ)東京ヴェルディの経営について、情報通信業大手のネクシィーズが同チームの株式取得を検討していることが3月19日(UTC+9)までにわかった。東京ヴェルディは2009年に日本テレビから東京ヴェルディホールディングスに経営権を譲ったが、スポンサー集めに苦労し、現在Jリーグの管理下の下で経営再建を行っている。

中日スポーツによると、3月19日にJリーグの鬼武健二チェアーマンとネクシィーズの近藤太香巳社長、ヴェルディホールディングスの崔暢亮会長らがJリーグ事務局で会談し、鬼武氏は「株式取得の話しや、あるいは興味があることは大変良いことと思っている。伝統と歴史がヴェルディにはあるので、それをどう構築するかということが重要。経営権取得はただお金を出しておしまいではない。理念に沿って今後検討しましょうというお話しをした」と話している。またサンスポによれば、ネクシィーズは「(経営権取得を)やるならば、マジョリティーを取ること(株式の過半数を取得する)を考えなければいけないので、3月末までには結論を出したい」と話している。

しかし、日刊スポーツによるとヴェルディホールディングスの渡貫大志社長は「ネクシィーズには支援・協力をお願いしてるとしかいえない」として、具体的な交渉については触れず、経営権の譲渡については「直接聞いていない。今の状態が大前提なのでそこまで考えてない」と、現状ではそれを否定する発言をしている。

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