サッカー日本代表・オシム監督倒れる

【2007年11月17日】

スポーツニッポンによると、サッカー日本代表オシム監督(66歳)が11月16日、千葉県にある自宅で急性脳梗塞(のうこうそく)で倒れ、同県内病院に入院したと、日本サッカー協会川淵三郎会長が会見で発表した。川淵会長は「かなり厳しい状況。命を取り留めてほしい」とオシム監督を涙ながらに気遣っていた。

中日スポーツによると、オシム監督は11月16日深夜、自宅でイングランドプレミアリーグの試合をテレビで見た後2階に上がろうとしたとき倒れた。それにアシマ夫人が気づき、ジェフ千葉・市原監督で、オシム監督の息子のアマル氏救急車を呼んで病院に入院した。日本経済新聞によると、日本協会・田嶋幸三専務理事は11月17日の会見で「集中治療室で治療を受けてるが特に病状に変化はなく小康状態」と話した。また面会に訪れた家族らの呼びかけにも応じていなかったという。また、「(協会内部で)次期監督うんぬんは一切話していないし、触れてもいない」とも話している。

神奈川新聞によると、日本代表は2008年2月から予定されている2010年南アフリカワールドカップ選手権アジア第3次予選リーグを直前にした12月と2008年年明けに合宿などを予定しているが、オシム監督入院のためにスケジュールへの支障が出る恐れがある。だが運営に関して当面は「小野剛技術委員長を初めとした技術委員会に任せる」と田嶋氏が先ほどの会見でコメントした。

日刊スポーツによると、オシム監督は9月に郷里オーストリアで行われた遠征後10月初旬までそのまま同国にある自宅で休養後日本に戻り、エジプトとの試合指揮や国内リーグ戦などの視察といった多忙なスケジュールを送っていた。

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