サッカー・Jリーグ 大分トリニータがJ2降格決定

【2009年10月25日】

西日本スポーツによると、サッカーJ1リーグ大分トリニータが10月24日(UTC+9西京極競技場で行われた京都サンガ戦に1-1で引き分けて勝ち点20となったが、残り4試合全勝しても勝ち点32で、現在15位にいる大宮アルディージャの10月24日時点での勝ち点33を上回れないことから、本年度16位以下が確定し来年度のJ2リーグ降格が決まった。

スポーツニッポンによると、前半6分に高橋大輔選手が先制のミドルシュートを決め、その8分後に京都が1人退場という比較的数的有利な状況になった。しかし、カウンター攻撃から前半21分に同点に追いつかれ、その後も京都の徹底して引く守備を崩すことができずに同点どまりで終わり、大分はJ1残留の道を絶たれた。

大分合同新聞によると、本年度の大分は序盤からけが人や出場停止で欠場する選手が多かった影響もあって第4節から14連敗を喫し、7月にシャムスカ前監督を解任。その後ポポビッチ新監督が就任したが、第21節から4連敗。しかし、第25節から6節負けなしと持ち直したが残留の思いは実らなかった。降格決定後、選手はいっせいにうなだれ、主将の高松大樹選手らの目には涙が浮かんだ。大分サポーターは1年でのJ1復帰を祈り、大分イレブンにエールを送った。

大分合同新聞によると、大分トリニータは1994年創部。財政的な基盤が乏しいローカルチームであるが、2003年にJ1に昇格。2008年はナビスコカップ優勝、J1リーグでも4位になるなど大躍進を遂げたばかりだったが、2010年は8年ぶりのJ2に戻ることになり、戦力見直しが迫られる。

なお西日本スポーツによると、ポポビッチ監督は来年度も続投するという。

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