サッカー・町田ゼルビア、2010年のJ2昇格は断念 平均入場者が昇格基準下回る

【2009年10月10日】

町田ゼルビアが本拠地としている町田陸上競技場(PD)

タウンニュースによると、日本フットボールリーグ(サッカー・JFL)FC町田ゼルビアは9月25日(UTC+9)、2010年度のJ2リーグへの昇格を断念することを発表した。

町田ゼルビアは当初から2011年までのJ2リーグ昇格を目指しているが、今年度はJリーグ入会のための予備審査で、昇格に必要な1試合辺りの平均入場者数3000人以上を達成できないことや、Jリーグ基準のスタジアム確保ができないと指摘されたためJリーグ入りを見送ることになった。町田ゼルビアは成績上のJ2リーグ昇格条件である4位以内を目前にしていたが、課題を解決するには時間が少ないとして断腸の思いで加盟申請見送りを決めたとしている。今後はプロ契約選手を現在の3人から全員契約できるように目指すほか、平日は夜間しか行っていない練習の時間を毎日昼に行うなどを計画してJリーグ入りを改めて目指すとしている。

毎日新聞によると、今年度Jリーグ準加盟チームは4チームあり、全部が予備審査を受けたが、昇格断念を決めたのはこれよりも前の段階で決定していたVファーレン長崎に次いで2チーム目である。毎日の別の記事によると、Vファーレン長崎は長崎県陸上競技場国体開催に備えて2010年7月から全面改修工事を行うため使用できず、それに代わる本拠地の確保ができなかったことが指摘されていた。

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