サッカー・サガン鳥栖のユン・ジョンファン監督を解任
【2014年8月9日】 現在サッカーJ1リーグの首位に立つサガン鳥栖が、ユン・ジョンファン(尹晶煥)監督を8月7日付で契約解除したことを発表、監督交代となる異例の決断が下された[1]。
サガン鳥栖の竹原稔社長は「来シーズンの契約条件のこともあったが、理由は一つではない。今季の優勝だけでなく、主力選手が抜けた後の戦い方など、未来を見据えた決断」と説明している[2]。また永井隆幸強化部長は「今やっているサッカーの精度を高め、クラブとして、もうワンランク上に上がりたい。ユン監督とは考え方の相違があり、今ここのタイミングで決断した」と述べている[3]。暫定処置として吉田恵コーチを監督代行として就任させ、8月9日のサンフレッチェ広島戦からチームの指揮を執ってゆく。クラブ側は今期中にも正式な後任監督を決める意向を示している[2]。
ユン氏は韓国代表でミッドフィルダーを務めていたことがあり、サガン鳥栖には8年前の2006年に選手として加入した。3年前の2011年にはチームの監督に就任し、当時J2リーグにいたサガン鳥栖を1年でJ1リーグへ昇格させる実績をあげた。今季もサガン鳥栖はJ1リーグで好調を維持しており、8月2日に首位へ浮上したばかりだった[1]。
情報源
編集- ↑ 1.0 1.1 『首位のサガン鳥栖 異例の監督交代』 — 日本放送協会, 2014年8月8日
- ↑ 2.0 2.1 『J1首位の鳥栖、監督を解任「未来見据え決断」』 — 読売新聞, 2014年8月8日
- ↑ 『J1鳥栖、尹監督解任 現在首位、シーズン途中 佐賀県』 — 西日本新聞, 2014年8月9日