サッカー・アジアチャンピオンズリーグ、2009年から日本は4チームに出場権
【2008年5月23日】
日刊スポーツによると、アジアサッカー連盟の国際公式戦「AFCチャンピオンズリーグ (アジアチャンピオンズリーグ)」について、2009年から始まる新しい試合方式の概要が決まった。このことは、マレーシア・クアラルンプールであったAFCのプロリーグ特別委員会の会合から帰国した日本サッカー協会・川淵三郎キャプテン (同委員会委員長) が発表した。
現在の同大会は29チーム[注釈 1]が出場しているが、これを一定の基準を満たした32チームに拡大。アジアを東西の2つのブロック・16チームずつに分け、更にそれを4チームずつ・8つのグループに振り分けて1次予選リーグを争う。その各組上位2チームずつが決勝トーナメントにコマを進めるが、決勝トーナメント1回戦はそれぞれの組の第1位チームの本拠地での一発勝負とする。また決勝戦についても中立地での一発勝負とする。それ以外の試合は従来と同じホーム・アンド・アウェー方式である。
デイリースポーツによると、川淵氏は「日本からの出場枠は4チームで、(開催当該前年度の)J1リーグ上位3チームと天皇杯の優勝クラブとする」と話している。但し、上記条件が重複する場合はJ1リーグ第4位のチームも出場できる。日刊スポーツによると、2009年の大会は3月11日開幕。決勝は11月6日か7日のいずれかに行うとしている。また賞金総額は1400万USドル。優勝チームには220万~230万USドルの範囲内での賞金が贈呈される。
注釈
編集- ↑ 日刊スポーツの別記事によると、同大会は経済的な理由で出場辞退した国・地域のチームが2002-03年の第1回大会で多かったことを受けて、2004年に行われた第2回大会から、東アジア地域から日本、韓国、中国、タイ、ベトナム、オーストラリアの6カ国、西アジアからイラン、ウズベキスタン、サウジアラビア、シリア、UAE (アラブ首長国連邦)、イラク、カタールの8カ国の都合14カ国のリーグ戦優勝チームなど、28チームが出場して争う方式になっている。
2008年の大会は前回優勝の浦和レッズ (日本・J1リーグ) を含めて29チームが参加しており、このうちレッズ以外の28チームを東アジアの12チームと、西アジアの16チームとに分け、更にそれを4チームずつの7組に振り分けて1次予選を行い、それぞれのグループ1位になった7チームとレッズを含めた8チームで決勝トーナメントを行う。
出典
編集- nikkansports.com 『来季ACL32チームに拡大、決勝一発勝負』 — 日刊スポーツ, 2008年5月22日
- デイリースポーツオンライン 『ACL新方式 日本の出場枠09年から4に』 — デイリースポーツ, 2008年5月22日
- nikkansports.com 『アジアチャンピオンズリーグ(ACL)大会概要』 — 日刊スポーツ, 2008年
外部リンク
編集- 『新ACLの試合日程案』 — アジアサッカー連盟, 2008年5月21日