サッカーくじ『BIG』の当たりくじを偽造し詐欺を画策、京都の夫婦を逮捕

【2009年12月8日】

読売新聞毎日新聞によると、大阪府警曽根崎署は、サッカーくじBIG』の1等くじ偽造して当せん金約4億5,000万円を騙し取ろうとしたとして、京都市下京区在住の会社員・杉江秀人(39歳)と、その・純子(34歳)の両容疑者を、偽造有価証券行使詐欺未遂の容疑で12月7日UTC+9、以下同様)に逮捕した。サッカーくじを巡る偽造事件は日本全国で初めてという。

読売新聞によると、同署の発表として、2人は共謀し、10月6日午前11時頃に、大阪市北区信用金庫の窓口で、9月1213両日に行われたサッカーJリーグ14試合の全ての結果が的中したような内容に偽造したくじ1枚を示し、当せん金の支払いを要求した疑いが持たれている。BIGの発売元・日本スポーツ振興センター東京)によると、50万円以上の当たりくじについては、真贋をチェックした上で当せん金を振り込む仕組みが取られており、今回の件では、窓口の照合機で怪しいと判定した後、同センターの鑑定で偽造と見破り、同署に告発していた。

毎日新聞によると、この偽造くじには、Jリーグ14試合の結果とバーコードとが記載されており、バーコードを機械で読み取ると「外れ」の表示が出た。2人は「試合結果は当たっている」などと主張したものの、同月14日に杉江容疑者が「自分が偽造した物なので、捨てておいてくれ」と、当該の信用金庫に対して電話を入れたという。

読売新聞によると、杉江容疑者は「パソコンで偽造した」と容疑を認めているが、純子容疑者の方は「偽造とは知らなかった」と容疑を否認している模様である。

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