コーヒー豆「モカ」の輸入激減、モカが買えなくなる可能性も - 日本
【2008年7月23日】
毎日新聞と十勝毎日新聞によると、日本国内で人気のコーヒー豆「モカ」の販売を休止する業者がでてきている[1][2]。原因は、2008年4月下旬 (UTC+9)、エチオピア産の輸入品から基準値以上[注釈 1]の残留農薬が検出されたことによる[1][2]。毎日新聞によると、日本の厚生労働省は事実上の輸入を止めているという[1]。また、十勝毎日新聞は、モカの通関量は激減していると報じ、輸入を取りやめる商社も現れていると伝えた[2]。毎日新聞によると、日本に輸入されていたモカの98%以上がエチオピアからの輸入となっていた[1]。
厚生労働省は5月9日から検査を強化[3]。十勝毎日新聞によると、厚生労働省はモカの全量検査を命令した[2]。結果、大半の豆から基準を越える残留農薬を検出していた[2]。
毎日新聞によると、検出の原因が豆にあるのか豆を入れている麻袋に付着していたのかは特定できていない[1]。全日本コーヒー協会は6月に現地へ調査団を派遣し、麻袋から残留農薬を検出したが、原因の特定には至っていなかった[1]。十勝毎日新聞によると、全日本コーヒー協会は「今年度から突然基準をクリアできなくなった原因が分からないため、対処のしようがない。大手の在庫が無くなれば、スーパーなどでもモカが買えなくなる可能性は高い」と述べている[2]。
毎日新聞によると、エチオピア側は「日本は細かすぎる。他の国は何も言ってこない」と主張しているという。[1]
注釈
編集出典
編集外部リンク
編集- 『モニタリング検査の強化について(エチオピア産コーヒー豆及びその加工品)』 — 厚生労働省, 2008年4月30日 (UTC+9) - 4月下旬の違反発生への対応(厚生労働省)。