グーグル検索で「厚労省」偽サイトが上位に

【2007年12月27日】 読売新聞によると、インターネット検索サイトグーグル「厚生労働省」、あるいは「厚労省」と検索した場合、厚生労働省自体とは全く関係がない日本国外の翻訳記事のサイトが1日以上に渡って最上位に表示されていたことが12月26日にわかった。

産経新聞によると、厚労省情報企画室の調べで、12月25日夕方、上述の厚労省関連の文字を入力したところ、「モジョリンゴ」なるアドレスの偽のホームページが最上位に表示されたという情報が寄せられ、調べたところ、台湾の翻訳サイトが日本の厚労省のページをまねたものであることが判明。グーグルと提携した他の検索ページでも同じ現象がわかったという。この偽厚労省ウェブは、中国語の広告などが掲載されているが、本物の厚労省のウェブと同じ内容だったという。また読売によると、本物の厚労省のウェブにはない、翻訳ボタンがあってパソコンの処理速度の遅くなるケースもあったという。

読売によると、グーグルで企業や官公庁などのページを検索した際、偽ウェブサイトが最上位に来るケースは珍しいという。情報処理推進機構によると「悪質な闇サイトの可能性は低いが、個人サイトを検索した場合にも同じ偽ウェブに誘導されたケースがあるので、他の公式サイトに広がるようなら要注意」と説明。また産経によると厚労省も「危害はないが紛らわしい」として注意を喚起している。

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