グルジア・南オセチア、住民投票で99パーセントが独立支持
【2006年11月14日】
読売新聞によると、グルジアの南オセチア自治州で12日 (UTC+3) 、独立の是非を問う住民投票と大統領選が行われた。CNNによればこのうち、住民投票について、独立支持が99パーセントに及んだと選管が発表したという。
CNNによるとこの投票結果に関して、投票の監視を行った欧州議会は、グルジア人の投票が認められなかったなど選挙の方法に問題があり、独立問題の解決には役に立たないだろうとしたほか、グルジア政府も投票結果を正式には承認しないという。またPlime newsによると、ロシアのウラジーミル・ジリノフスキー国家院副議長も投票結果を認めないとの意向を示した。
読売新聞によると、1989年から始まった南オセチア紛争の鎮圧のため、同自治区には1992年からロシア軍が駐留している。住民投票はその1992年にも行われ、92パーセントが、グルジアを離れ北オセチアも属しているロシアへの編入の意志を表した。
一方で共同通信によれば、大統領選は、現職のエドゥアルド・ココイトゥイ氏の再選が確実視されている。
出典
編集- AP 『南オセチアで住民投票、99%が独立支持と』 — CNN, 2006年11月13日
- 『南オセチアで住民投票、分離独立派が圧倒的多数』 — 読売新聞, 2006年11月13日
- gooニュース 『南オセチアで住民投票、分離独立派が圧倒的多数』 — 共同通信, 2006年11月12日
- "Zhirinovsky: Russia Does Not Recognize Results Of Referendum In South Ossetia"。Plime news、2006年11月13日。