グァム島の繁華街で通り魔事件 邦人2人犠牲

【2013年2月13日】

産経新聞によると2月12日現地午後10時ごろ、アメリカ領グァム島の繁華街・タモン地区で、男が車でコンビニエンスストアに突っ込み、さらにその後周辺にいた日本人のツアー観光客ら14人を刃物で切り付ける事件が起きた。日本外務省などによると、今回の事件で2人が死亡、ほかの12人も重軽傷を負った。この事件で、現地の警察当局は襲撃を行った現地在住のチャド・ライアン・デソト容疑者(21)を殺人などの疑いでその場で取り押さえ逮捕した。

朝日新聞によると、日本の外務省の話として、死亡した2人はいずれも日本人の上原和子さん(81)と杉山利恵さん(28)と伝えている。旅行業者の楽天トラベルによると、死亡した2人は同社を通じてホテルを予約した旅行客だった。また同業者であるエイチ・アイ・エスによると、同社が手配したツアー客8人も負傷しているが、命に別条はなかったものの、骨折をした人もいたという。

日刊スポーツによると、この事件後、車は大破し、座り込んで体が動かない女性や倒れた人を救急隊員らが救護したという。警察はチャド容疑者が飲酒や麻薬の影響下にあったのかどうかについての明言はしていない。今回の事件を受けて、グァム島のカルボ知事は「グァム島は安全な場所であり、私たちは大きなショックを受けている。(チャド)容疑者は法律にしたがって処罰する」とする日本へのメッセージを伝えた。

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