クウェートで、女性が初参政となる総選挙

【2006年6月29日】

クウェートで、29日、女性に参政権が認められ初となる国民議会選挙(総選挙)の投票が行われた。同国では2005年5月、女性に参政権を与える法律を可決。今回、女性が参加する初の選挙となった。

同選挙は即日開票が行われ、30日に結果が発表された。読売新聞によればサバーハ・アッ=サバーハ首長家主導の政府に反対する勢力が29から33に議席を伸ばした一方で、女性候補は当選せず、初の女性国会議員は誕生しなかった。当初、総選挙は2007年の予定であったが、議会が5月に解散されたこともあり、女性候補には時間がなく準備不足だとの指摘もある。

朝日新聞によれば国民議会の定員は50人に対し、249人が立候補、そのうち女性は28人。なお同国の人口は270万人だが内200万人以上は参政権のない外国人であり、有権者数は34万人、内57%が女性である。

アルジャジーラによれば、投票率は65%。ただし女性だけでみると投票率は35%だった。

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