キリンビバレッジ「午後の紅茶」からメラミン検出 - オーストラリア

【2008年10月7日】

オーストラリアの食品基準管理当局は10月4日までに、キリンビバレッジの「キリン午後の紅茶ミルクティー」に有害物質のメラミンが検出されたことを発表し、消費者にこの商品を飲まないようにと注意を呼びかけた。日刊スポーツの報道で分かった。

それによると、キリン広報部は「日本で発売されている同製品は国内製であり、中国から輸入された乳製品は使っていない」と説明している。また、「中国で生産・販売している同製品からはメラミンは検出されておらず、またメラミンが混入していた商品を作った乳製品メーカーからの仕入れていない。中国からオーストラリアへの正規輸出もしておらず、事実関係を確認している」と話している。

オーストラリア・ニュージーランド食品基準局(FSANZ)は3日(現地)、中国から輸入された食品より有害物質のメラミンが検出されたことを発表した。対象となるのは4製品(うち3製品が中国製)。また、その中には「キリン午後の紅茶ミルクティー」(中国製)もあり、同製品の輸入業者と卸売業者によりオーストラリアでの回収作業が10月3日(現地)に始まったとしている。

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