ガソリンと間違えて水を盗んで「給油」、エンストを起こし逮捕 - 埼玉・川越
【2009年9月25日】
日本経済新聞・読売新聞・東京新聞によると、埼玉県警川越署は9月23日(UTC+9、以下同様)、埼玉県川越市の園芸業者を営む男性(56歳)の作業所からガソリンを盗もうとしたとして、住所不定、無職・平川富士夫容疑者(56歳)を窃盗未遂の疑いで逮捕した[1][2][3]。
川越署の発表によると、平川容疑者は9月22日午後10時から23日午前7時半までの間に園芸業者男性の作業所のビニールハウスに侵入し、18リットル入りポリタンクの中身をガソリンと思って盗み、自分の軽自動車に「給油」した疑い[1][2]。実際にはポリタンクの中身は水で、軽自動車はエンストを起こして停車。平川容疑者は自動車を現場から約200メートル離れた雑木林まで押して移動させて車内で夜を明かしたが[3][2]、翌朝、ポリタンクが空になっていることに気づいて周辺を捜索していた園芸業者男性に発見され、110番通報された[1][2]。
川越署によると、作業所では2週間ほど前に農機具などに用いるガソリンを盗まれる事件があり、園芸業者の男性は犯人に一泡吹かせようと同じポリタンクに水を入れ、警戒していたという[1][2][3]。平川容疑者は容疑を認め、「金がなく、車内で生活している。以前にも同じ場所でガソリンを盗んだ」と供述しているという[2]。