オリックス・バファローズ、専用球場を神戸に変更

【2005年12月28日】 報道機関各社の12月19日から20日にかけての報道によると、日本プロ野球の実行委員会は同日、パ・リーグオリックスバファローズは、2006年度からの専用球場(メインホームスタジアム)神戸市スカイマークスタジアムに変更することを承認した。

日本プロフェッショナル野球協約では、公式戦、日本シリーズオールスターゲームを行うための「専用球場」を持つことが各球団に義務付けられていて(29条)、その専用球場で主催試合の半数以上を開かなければならない(41条)。しかし、朝日新聞、神戸新聞、スポーツニッポン、日刊スポーツ、デイリースポーツによると、オリックスのもう一つの本拠地で、2005年度の専用球場でもあった大阪ドームの運営会社である大阪市第三セクター「大阪シティドーム」が会社更生法を申請したことにより、「会社更生法の申請状況によっては大阪ドームがどのような状況になるかわからないため、野球協約の取り決めに沿って専用球場を大阪から神戸に移した」と、小泉隆司オリックス球団社長が説明した。

但し、2005年から2007年の3シーズンに限り認められている複保護地域制(ダブルフランチャイズ。期間中、オリックスの保護地域は大阪府と兵庫県の2府県となっている)については変更せず、2006年度は大阪、神戸とも34試合ずつの公式戦を行うこととしており、「2008年以後神戸に本拠を一本化することを見据えているのではない」(小泉社長)としている。

出典 編集