エールフランス機、大西洋上で消息絶つ 墜落か
【2009年6月2日】
朝日新聞によると、6月1日未明(UTC±0、以下同様)、エールフランス447便、リオデジャネイロ発パリ、シャルル・ド・ゴール国際空港行きのエアバスA330-200機がブラジル沖の大西洋上で消息を絶った。同機には乗客乗員あわせて228人が搭乗していた。同機は、1日9時10分にはパリに到着する予定だった。1時33分にフェルナンド・デ・ノローニャにある管制塔に対して「2時20分にセネガル領空に入る」と連絡した後、1時48分にレーダーから姿を消した。フランスのボルローエネルギー相は同日、墜落の可能性が高いという見解を示した。
読売新聞によると、同機はリオデジャネイロを発ってから約4時間後に大西洋上において乱気流に巻き込まれ、その後電気系統の故障が確認されている。また、エールフランス社幹部によれば、機体が落雷に遭った可能性もあるとしている。
時事通信によると、ブラジル等の関係各国は1日、墜落した可能性が高い海域での捜査を行ったが、生存者や機体の発見には至っていない。フランスのニコラ・サルコジ大統領は1日夜、シャルル・ド・ゴール国際空港で乗客の家族と面会した後、「生存者が見つかる可能性は極めて低い」と述べた。
出典
編集- 飯竹恒一、平山亜理 『乱気流、電気系統の故障か エールフランス機不明』 — 朝日新聞社, 2009年6月2日1時20分(UTC+9)
- 林路郎 『228人乗りエールフランス機、大西洋上で消息絶つ…落雷か』 — 読売新聞社, 2009年6月1日21時57分(UTC+9)
- 『不明機、懸命の捜索続く=生存の可能性「極めて低い」−仏大統領』 — 時事通信社, 2009年6月2日10時25分(UTC+9)