エジプトで観光用の気球爆発・墜落 日本人も犠牲に

【2013年2月26日】

熱気球(本文にある今回の事故機とは関係ありません)
ルクソールの街並み
ルクソールの位置

ANNによると、エジプトアラブ共和国ルクソールで現地2月26日午前6時半ごろ、観光用熱気球(乗客20人+操縦士の合計21人)が爆発する事故があった。現地の警察の調べによると、このうち観光客18人と操縦士を含む19人が死亡しており、このうち日本人4人も含まれているという。またジェイティービー(JTB=日本交通公社)によると、日本人死者は2人と発表している。その他はイギリスフランスなどの国籍のある人だという。

日テレNEWS24によると、観光客が携帯電話で撮影されたという現場とみられる映像には、畑の畦道(あぜみち)に救急車が止められており、救急隊員や地元住民が歩いている様子が映し出されているが、観光客が運び出されているかについてはその映像を見る限りでは確認が取れていない。ANNが現地の当局の話として紹介したところ、当時気球からガスが爆発したことにより出火し、サトウキビに気球が墜落したといい、またNHKがこの事故当時、別の気球を操縦した最中にこの事故を目撃したとされる現地の男性へインタビューしたところでは、「火は最初、かごの半分ほどを燃やし、パイロットと乗客の2人がかごから飛び降りるのが見えた。やがて、気球は急激に高度を上げ、火がバルーンの部分に燃え移って、その後急速に落下してサトウキビ畑に落ちた」という。

FNNによると、このツアーはJTBの子会社である「JTBグラウンドツアー&サービス」が企画したもので、2月23日出発の10日間の行程。ツアーには添乗員がいたが、2月26日は自由行動の日に当たり、死んだ4人が参加した気球ツアーはオプション(別売り)によるものであった。

乗客名簿に登録されている日本人(出典・NHK)

編集

JTBは死亡者についての氏名を明らかにはしていないが、エジプトの観光省は、日本人の乗客名簿に登録されている4人(いずれも漢字不明)は次の方々と伝えている。JTBはすでに1組の夫婦が死んだことを確認していたが、日本時間26日夜になってさらにもう1組の夫婦が死んだことを確認している。

  • ツゲ・カズオさん
  • ツゲ・ハルミさん
  • テラダ・ヤスヒデさん
  • テラダ・アサコさん

情報源

編集