ウォッカの初仔・ボラーレが急死 疝痛悪化により

【2014年8月26日】 日本競馬G1競走に7勝した名牝・ウオッカの初仔だったボラーレ(牡馬)が、8月16日に腸捻転のため放牧先の北海道浦河町の牧場「吉澤ステーブル」で急死していたことが8月24日までに分かった。3歳だった[1]

ボラーレは疝痛(せんつう)と呼ばれる病気にかかり、3週間ほど前から症状が悪化[2]経腸(けいちょう)小腸が巻き付いて腸捻転を起こし、開腹手術を施すものの、8月16日に死亡した[3]

アイルランドで繋養中のウオッカと、2009年に凱旋門賞を8連勝で制したシーザスターズの交配によって2011年に誕生したボラーレ[3]は、血統だけでなく育成牧場で馬体重600㎏を超える巨体も注目を集め[2]、今年3月に競走馬デビューを果たしたが、初戦は7着、2戦目の未勝利戦も15着に敗れた[4]後、放牧に出され、のどの手術を受けて復帰を目指そうとしていたところだった[3]

角居勝彦(すみい・かつひこ)調教師は、「手術はうまくいったのですが、残念ですね。放牧先でたくさんの調教メニューをお願いしていたので、そのストレスもあったのかなと」と述べている[3]

なおボラーレの全妹(ぜんまい)に当たる第2仔(牝馬)は8月23日に栗東トレセンに入厩した[1]。角居氏は「体系・雰囲気はお母さんに似ています。ボラーレの分も頑張ってほしいです」と述べている[2]

情報源

編集
  1. 1.0 1.1 ウオッカ初子のボラーレ、16日に腸捻転のため死亡』 — サンケイスポーツ, 2014年8月25日
  2. 2.0 2.1 2.2 名牝ウオッカ初子 3歳ボラーレ急死』 — 日刊スポーツ, 2014年8月24日
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 ウオッカの初子ボラーレが急死(P1)』 — デイリースポーツ, 2014年8月24日
  4. ボラーレ(競走馬データ)』 — netkeiba.com,