ウェンディーズ 日本での最終営業に長蛇の列

【2010年1月3日】

ウェンディーズ梅田店(CC BY-SA 3.0

スポーツ報知によると、ハンバーガーチェーン・ウェンディーズが2009年12月31日(UTC+9)を持って、日本での営業を終了し、最終日、全国各地の店舗には長蛇の列が並んだ。

日経新聞によると、ウェンディーズは日本のフランチャイズ契約を結んでいたゼンショーとの契約を2009年一杯で更新しないことを発表。ウェンディーズのアメリカ本部上級副社長のアンディー・スケハン氏は「日本は重要なマーケットなので、新たなフランチャイズ・ジョイントベンチャーパートナーと手を携えてビジネスチャンスを探りたい」というコメントを残している。

スポーツ報知によると、ウェンディーズは1980年に銀座7丁目に日本第1号店がオープンしてから29年間にわたり営業が行われたが、その最終日の12月31日、東京都新宿店では朝7時からの営業開始から多くの市民が訪れ「もう一度食べたい」という駆け込み需要も影響して売り切れメニューも続出。お昼には60人もの行列ができて50分待ちの状態となったという。

またスポーツ報知の大阪本社版によると、大阪市梅田店では午後8時に閉店したとき、店員らが整列して「ありがとうございました」と最後の客への挨拶を行った。その最後の客という茨木市の男性は「(ウェンディーズの)常連です。中学生のころから親しんできた味ですし、あんバーガーなど面白いメニューも多かった。マニュアル一辺倒でないアットホームな雰囲気が好きだった。もうファーストフードは食べません」と閉店を惜しんだ。なお、今後ウェンディーズに勤務していた正社員はゼンショーの展開している他の店へ異動する予定である。

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