ウィキニュース:個人の忘れられる権利
ウィキニュースではしばしばプライバシー権を侵害していると考えられる情報が記載されます。
この方針では、以下の場合において、忘れられる権利に基づき、ウィキニュース上のアーカイブされたニュースからこの情報を取り除くことができる場合について規定します。表現の自由と報道の自由も考慮して、慎重に手続きを行ってください。
個人はプライバシーが尊重されることを望んでいる
編集ニュースにおいて、実名で報じるというのは一定の社会的な役目を果たすために必要なことと考えられます。しかし、それが年月を経たときにその「アーカイブされた情報」はその時点においてはニュースとはならず、その公表が過剰な情報の公開になっている可能性があります。
個人はそれぞれにプライバシー権を有しており、これが尊重されるべきであると推定します。ウィキニュースはニュースを作成し公開するという使命がありますが、過去のニュースによってその人が持つ権利を侵害することを望んでいません。
過剰な情報が公開されていると考えられるものは、ウィキニュース:削除依頼へ削除依頼を提出してください。
削除の規定
編集削除されるべき情報は、その人物にとってマイナス面が大きいものを原則とし、故人の場合についてもその遺族のプライバシー権を考慮します。ただし、訃報記事については過剰な情報公開ではない限り手を加えることはしません。
この規定によって削除されるべき情報とは、事件被害者と加害者についての情報が該当します。
公開直後においては知る権利に基づいて、これを変更したりすることは原則認めていません。公開後、1年以上経過している記事に関してはこの規定を適用することができます。1年を経過していなくとも、特別の事情がある場合は削除依頼で削除の合意を得ることで対応することは可能です。
公開後1年以上経過している記事を削除を依頼するときは、実名部分をアルファベットなどにして伏せるなどして、大きく文脈を変えることのないように編集をしてください。記事冒頭への{{削除依頼}}
は忘れずに。
基本的に公開された記事は記事の削除は行わずに、版指定削除の手法で削除します。
氏名の削除
編集削除されるべき氏名とは、著名な活動をしていない人物の氏名、著名な活動をしている人物の戸籍上の氏名(いわゆる「実名」である氏名のこと)などが該当します。著名な活動をしている人物名はその氏名における活動遍歴の一つとして考えられるため、原則この規定の対象外となります。
パーソナルデータ
編集氏名以外のパーソナルデータは公開されていない情報の場合で、個人を特定しうる情報の場合は削除されます。氏名を伏せて「東京都中野区に住むA(18)」という表現になる場合は、氏名を伏せることでAを特定することが難しいといえるため、年齢や住所を削除しません。
記事名に問題があるとき
編集記事名自体に問題があるときは、記事の移動は管理者に任せてください。移動履歴等でも削除が必要で、移動することで削除依頼審議中にも移動履歴に残ってしまうためです。本文自体は編集を行い、削除依頼に出すときに記事名を伏せて当該記事をリンクしてください。また、新しい記事名候補も併記してください。
削除依頼の提出例
編集削除を依頼するときは、適切な差分リンクなども適宜追加してください。「削除してください」という理由だけでは却下されます。
=== 日付に公開された記事 === [[元の記事名|日付に公開された記事]]を[[ウィキニュース:個人の忘れられる権利]]に基づいて削除を依頼します。理由は・・・。--~~~~
管理者の対応ガイドライン
編集管理者は削除依頼が提出されたものについて、その情報が伏せられるべきかを確認し、伏せることに対して大きな反対がない場合は版指定削除で公開されている版を版指定削除で伏せてください。伏せるべきではないと考える場合は、コメントを行うか、削除せずでクローズし、記事の状態は元に戻してください。
削除履歴、移動履歴なども確認をして問題がないかを確認してください。
この方針に従って削除された履歴のあるページは、{{個人の忘れられる権利}}
を冒頭に付与して、過去の版に対して削除が行われていることを記事冒頭に示してください。
関連項目
編集- ウィキニュース:削除の方針
- ウィキニュース:削除依頼
- ウィキペディア日本語版
- Wikipedia:存命人物の伝記 - 存命人物の記事についての方針
- Wikipedia:削除の方針 プライバシー権の侵害 - プライバシー権侵害における削除の規定
- 忘れられる権利
- 知る権利