インドネシア・東ティモール国境に境界の設置を開始

【2005年9月3日】

ティモール島。薄いピンク色の部分が東ティモール領。薄い橙色の部分がインドネシア領。

1日夜、ラジオ・オーストラリアは、インドネシア東ティモールの国境に境界線を示す標識の設置が始まり、現地で記念式典が行われたと報じた。それによると、式典にはハッサン・ウィラユダ・インドネシア外相とホセ・ラモス・ホルタ・東ティモール外相が臨席した。

ティモール島は西がインドネシア領、東が東ティモール領となっているが、2002年の東ティモール独立以来、境界が画定していなかった。今年4月に両国は東ティモールのディリで首脳会談を行い、国境の96パーセントを確定し、境界標識を設置する合意に調印していた。「ジャカルタ・ポスト」紙によると、境界の設置はインドネシアによって行われる。

4月9日のジャカルタ・ポストによれば、未解決の4パーセントは、インドネシア領東ヌサ・トゥンガラ州と東ティモールの間の、河川を境界とする部分。この河川は雨季と乾季で流路が移動するため、国境の確定は困難だとする、インドネシア外務省のハムザ・タイブ・アジア太平洋関係局長の言葉をジャカルタ・ポストは伝えている。一方同じ報道は、マリ・アルカティリ・東ティモール首相が、未確定の部分があるため国境についての合意は暫定的であるとする一方、「われわれは問題の解決に楽観的であり、協定は両国の善意を示している」と語ったと伝えている。

各報道機関は、両国間の懸案のひとつだった国境の画定と標識による明確化で、両国間にいっそうの関係改善がもたらされると期待されていることを伝えている。

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