インドネシアでトリインフルエンザ拡大、死者は世界最多の45人に

【2006年8月19日】 読売新聞や産経新聞によると、ジャカルタ郊外で7日に死亡した少年とジャカルタで8日に死亡した少女の2人がトリインフルエンザに感染していたことが確認された。また、16日にも死者が確認され、インドネシアの死者はベトナムの42人を上回り、世界最多の45人となった。

読売新聞や産経新聞によると、スマトラ島北部では5月に人から人への感染が確認されるなど、スマトラ島やジャワ島で感染者が急増しているという。またタイでも7月に新たな死者が出るなど、東南アジア諸国では警戒が強められている。

また朝日新聞によると、中華人民共和国(中国)で、SARSへの感染が疑われながらも陰性でその後死亡した男性がトリインフルエンザに感染していたことが分かった。男性が感染したと見られているのは2003年11月で、これまでで最も早い人への感染例となった。

世界保健機関 (WHO) による世界各国の人へのトリインフルエンザ感染数

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(2006年8月17日現在)
感染者数 死者数
ベトナム 93 インドネシア 45
インドネシア 58 ベトナム 42
タイ 24 タイ 16
中国 21 中国 14
エジプト 14 エジプト 6
トルコ 12 カンボジア 6
アゼルバイジャン 8 アゼルバイジャン 5
カンボジア 6 トルコ 4
イラク 2 イラク 2
ジブチ 1 ジブチ 0
合計 239 合計 140

出典

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