インドネシア、鳥インフルエンザによる死者6人に

【2005年9月27日】 26日のCNNによると、インドネシアの保健当局は、26日、新たに2人の死者を鳥インフルエンザによるものとして明らかにした。インドネシアでの鳥インフルエンザによるものとして確認された死者は、2005年7月からの累計で計6人となった。

CNNによれば、鳥インフルエンザによる死者として新たに確認されたのは、ジャカルタで21日に亡くなった5歳の女児と、26日朝ジャカルタの病院で亡くなった27歳の女性の2人。ジャカルタポスト紙によると、女性の家ではニワトリを飼育しており、鳥インフルエンザにかかったニワトリを処分しているが、女性の感染経路については不明であるとしている。BBCなどによると女性は先週から鳥インフルエンザのためこの病院に入院していた。

BBCによれば、世界保健機構(WHO)では感染の拡大を防ぐため、養鶏場でのニワトリの大規模な処分を勧告しているが、インドネシアの保健当局はワクチン播種をより好ましい対処としている。BBCは、その原因は養鶏場経営者への経済補償の問題にあるとしている。

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