アルカーイダメンバーら脱獄、イエメンの刑務所で

【2006年2月6日】

左側中央の星印(SANAA)が首都サヌア(参考)

朝日新聞、日本経済新聞、読売新聞によると、3日、イエメンの首都サヌアの刑務所から国際テロ組織アルカーイダのメンバーらが脱獄した。国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)は5日、世界各国に対して警戒するよう呼びかける声明を発表した。

脱獄したのは23人で、うち少なくとも13人はアルカーイダのメンバーだという。朝日新聞によると、3日には刑務所の地下から外部へと通じるトンネルが発見されており、服役囚らはこのトンネルを抜けて脱獄したものとみられている。日経新聞によると、トンネルは全長約140mで、刑務所と近くにあるモスクの間に掘られていた。

朝日新聞によると、脱獄したアルカーイダメンバーには、2000年にイエメン沖で発生したアメリカ軍駆逐艦コール襲撃爆破事件で服役していたジャマル・バダウィ服役囚も含まれている。また、英語版ウィキニュース、読売新聞によると、2002年のフランス国籍のタンカー・ランブール号爆破事件に関与したファワズ・アルラベイエ服役囚も含まれている。

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