アメリカ合衆国の総人口、3億人を突破

【2006年10月17日】

1790年から2000年までのアメリカの総人口の推移

朝日新聞やロイターによると、アメリカ東部夏時間17日午前7時46分(UTC-4,日本時間17日午後8時46分)ごろ、アメリカ合衆国の総人口が3億人を突破したと見られることがわかった。アメリカ国勢調査局の推計によるもの。また、人口統計学者のウィリアム・フレイ氏は「3億人目のアメリカ国民」はこれまでの統計から「ロサンゼルスで生まれるラテン系の男の子であろう」との見解を予め表していた。

読売新聞によると、同国の人口は1915年に1億人、1967年に2億人にそれぞれ達している。国勢調査局の推計では、2043年には4億人に達すると見られている。CNNによると、統計上同国では11秒間で1人のペースで人口が増え続けている。また、人口2億人だった1967年と比較すると、西部や南部での増加が特に大きいという。同国の人口増を支えているのは、31秒間に1人のペースで増えているヒスパニックを中心とする移民や、同じく他民族に比べヒスパニック系で高い出生率だという。人口増加はエネルギー消費の増加や水不足を引き起こすとされているため、メキシコ国境にフェンスを設置して不法移民を防ぐ計画なども考えられているという。

世界各国の人口(2006年7月現在)
順位 国名 人口 グラフ
1 中華人民共和国 1,313,973,713
2 インド 1,095,351,995
3 アメリカ合衆国 298,444,215
4 インドネシア 245,452,739
5 ブラジル 188,078,227
6 パキスタン 165,803,560
7 バングラデシュ 147,365,352
8 ロシア 142,893,540
9 ナイジェリア 131,859,731
10 日本 127,463,611
世界計 6,525,170,264
  • CIA The World Factbook[1]による。

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