アメリカ・タワーレコード社経営破たん

【2006年8月24日】

カリフォルニア州ロサンゼルスにあるタワーレコードの店舗(GFDLおよびCC-BY-SA-2.5,2.0,1.0資料)

読売新聞によると、アメリカ合衆国レコード店、タワーレコードを運営しているカリフォルニア州のMTS社が現地時間8月22日に米国連邦破産法第11条の適用をデラウェアー州の連邦破産裁判所に申請し、倒産したことが明らかになった。

読売と日本経済新聞によると同社は1960年創業。全米各地で89店舗を構えており、2006年7月までの1年間の売上高は4兆3000万ドル。しかし近年はインターネットパソコン通信)などからの音楽配信が人気で、店頭では売り上げが伸び悩み、2004年に一度破産法を申請していたが経営が一段と悪化し2度目の破綻となった。負債総額は非公表で、タワー社は受け皿のスポンサーを探しつつ金融機関からの融資を受けて店舗営業を続けるとしている。

なお、日本法人については2002年にMTS社からMBOにより独立しており、今回の倒産による影響は受けないものと考えられている。

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